水パイプがもっと好きになる、シーシャなどの歴史や文化
水パイプの歴史は非常に古く、かなり昔から楽しまれていました。そもそも水パイプが出来た起源や歴史、また現代での楽しみ方など、シーシャやフッカーの知識も含めお伝えします。文化と歴史が詰まった水パイプをもっと詳しく知って、更に楽しんでみてはいかがでしょうか?
水パイプはそもそもどこで始まったのか?
水パイプとは何か?使い方や吸い方については、『水パイプ人気ランキングTOP5!使い方なども詳しく解説』の記事をご参考下さい。
実はこの水パイプの起源には色々な説がありますが、1600年代(早くても1500年代)であると言われています。
タバコも1500年代、1600年代には世界中に普及していたので、タバコの普及と共に、喫煙具も色々と販売されるようになったと考えられます。
水パイプ、シーシャはインドの医者の発明とも言われていて、タバコをそのまま吸うと健康を害するので、煙を水を通すことによって浄化するというコンセプトの元、水パイプを発明したと言われています。
その結果、インドの貴族間で一般的となり、インド貴族を代表するシンボルとなりました。
当時の水パイプはどんなものか?また水タバコの起源について
水パイプは日本ではシーシャやフッカーとも言われますが、この形状から、シーシャやフッカーの他にも『ナルギル』とも言われています。
これはココナッツを意味するもので、初期の水パイプがココナッツの殻から作られている可能性があるとも言われています。
現代のシーシャはアルミニウムとステンレス銅で作られていることが多いですが、当時は銅や低品質の合金など様々な材料で作られ、その後銀やクリスタルなどの素材に移っていったようです。
当時のシーシャの形状は、マウスピース、タバコを置く台、チューブ、水を入れる本体の4つの構成で、現代のシーシャの原型のような形になります。
水パイプにセットするタバコですが、トルコなどでは当時タバコの種類が少ししかなかったため、果物やバラ油、ザクロジュースなどを加えて味を高めるなどして楽しんでいたようです。
これが現代のシーシャのフレーバータバコの起源であると考えられています。
水パイプがどのように普及していったか?
水パイプは1600年代初頭、まずペルシャでシーシャが普及していき、人気に火がついてからは、一気に普及して、水パイプの素材も陶器やひょうたん、そしてガラスに至るなど、様々なシーシャが作られたようです。
ガラスについては現在も人気なヴェネツィアからも輸入していたようですから、相当な人気だったことがうかがえます。
その後、1600年代後半から、ペルシャや北アフリ移民によってヨーロッパ各地にシーシャが導入されたと言われています。
シーシャは当初トルコに導入され、人気が非常に出たため、数多くのシーシャを生み出しました。
また、トルコからロンドンやパリなどヨーロッパ各地に進出していったと言われています。
特にアラブ系の人が住んでいた地域には、現代でいうシーシャカフェのようなラウンジが多数あったようです。
シーシャカフェのルーツ
現在日本でも多いシーシャカフェですが、水パイプの起源でもあるインドで始まったようです。
その後、シーシャの製造など水パイプの人気が高いエジプトやトルコなどの国々で一般的になっていったようです。
現代では世界各地でこのようなカフェは人気で見つけることができますが、特にイギリスやオランダのアムステルダムでは人気を集めています。
アメリカでのシーシャカフェの歴史はまだ浅く、数十年前に中東系の人達によってラスベガスなどにオープンしたようです。
現在人気の電子シーシャ
現在ベイプと言われる電子シーシャが非常に人気ですが(電子タバコとも言われますが、その表現については正直曖昧です)、このベイプもシーシャタバコのようにフレーバーを楽しむものです。
ベイプ内にあるアトマイザーによってリキッドを加熱して煙を吸い込むので、水パイプや、以前からあったヴェポライザーのように有害物質を出さないよう考えられています。
このように見てみると、シーシャのようにタバコのフレーバーを楽しむ文化は、現代も受け継がれているように感じます。
皆さんも時間があれば、シーシャカフェを訪れてのんびり過ごされてはいかがでしょうか?